鏡の中の私が泣いている
その姿をただ笑っているもうひとりの私
その鏡には触れないで触れた場所からあなたが感電してしまうから
きっと耐えられなくて逃げてしまうから
いつからか鏡の奥にその姿押し込めて
気付かないように…
傷つかないように…
そうね鏡に映る反対の姿
ふと鏡に写った私
街角のショーウインドウに写った私
水面に写った私
本当の私はどこ…?
本当の私
嫌いな私
そうあって欲しい私
そう願う私
色々なものが渦巻いて何も分からなくなる
そこに触れると私は粉々崩れて消えてしまうから
どうか知らないフリをして
どうかこのまま通り過ぎて
もう戻れないところまできているから
私は鏡に反したままで歩くから