消印 溶けて消えてなくなる 泡のようだから 思いの印をここに残して 静まりましょう 何も無い時が たんたんと過ぎていくけど 立ち止まっている気がする 置いてけぼりになってるようで 万物の日々の事柄に押しつぶされていくように その波に押されて消えていくのも悪くない 木の葉が舞い落ちるときのように 最後の一枚に願いを込めて これが散ったらこれが散ったら わたしの想いも消えて 踏みつけられてもいいから 痛みが癒えるようにすっと消えてしまいたいの 吹き抜ける風のように その存在まで連れ去って