篠山紀信展 写真力

篠山紀信さんの写真展「写真力」行ってきました。

ずっと行きたくて行けなくて
8/31までということだったので、
絶対行かなきゃ後悔する!!

と思ったので、行ってきました。

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沖縄県立博物館美術館で行われている写真展で7/18~8/31まで開催。

以前にも違うイベントで来たことがあるんですが、
今日で2回目。

前来た時は雨の日だったので
建物サイドに何があったのかも覚えていなかったんですが、

こういうオキナワ的赤瓦屋敷もあったんですねー。
知らなかった(><)
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入口には大勢の方々がいて、本格的にこの方カメラマンだなーと思う方から家族連れの方まで幅広い方がいました。

入って一番最初のコーナーは、「GOD」
現在既に亡くなられた方々の写真が展示されていました。

きんさんぎんさんや渥美清さん森光子さんやら。
生きているその時の輝きを捉える。

写真からあふれ出てくる生命力が
まだこの方々が今そこで生きているかのように見える写真でした。

次のコーナーは「STAR」
今この時代を輝いている人たちを捉えた写真。

AKB48やももいろクローバーZの振袖写真、
いつもの雰囲気とは違う「大人」を表現した綾瀬はるかさん
自然体の笑顔の安室奈美恵さん

どの写真も見れば見るほど味が出てくるような
惹かれる写真ばかりで何度も立ち止まって観ていました。

次は「SPECTACLE」
作られた世界を現実と幻想の間を行き来するように
でもここで表現しているのは「現実」
そういう空間を思いっきり引きだしている写真がここにありました。

1カットの被写体が表している心を
写真がそのまま捉えてて、この人の心が泣いてるのか、笑ってるのか
怒ってるのか、喜んでいるのかすぐみて分かるっというのはなかなかできないことだと思う。

一瞬のシャッターで「静」と「動」を表されてるのもすごい。

パノラマ写真に写っている右から左までのすべての被写体が
すべて「主役」として写りこんでいる写真には一番惹かれた。

写真はすべて何か1つを主役にして撮らないとバラけてしまうからと
教え込まれた私にとっては、本当にすごい写真だと思った。

次は「BODY」
エロスを超えた芸術というのはこれだと思った。
女性の上半身が露わになった写真でも
いやらしいものとは思わずに見ていられる写真。

ここまで来ると全裸だとしても芸術として見る事ができる。
宮沢りえさんや、高岡早紀さん、
街中で裸撮影した事で、条例違反になって話題になった20XX TOKYOの写真もすごくキレイで惹かれた。

作られすぎていない世界はありのままのものがそのまま伝わる。
憧れる世界だな…。

次は「ACCIDENT」
2011年3月に発生した大震災の家族を撮影した写真。
ありのままの表情だった。
だから余計にインパクトに残った。

少しぼかされて写っている津波後の情景や
子供の表情、この先見えない何かを抱えているように映っている
人たちがいました。

写真を初めて4年でまだまだで勉強足りなくて、
技術もまだまだで…
写真で何を表現したいのか…
最近自分がブレていたんだけど、
何を表現したらいいのかこの先どうしたいのか
とか自分の中で少し答えが固まりました。

でもまだまだ遠いけど、頑張ろうと思いました。
すごく刺激を受けた写真展だったので行ってよかったと思います(^^)/