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レモンの月

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突然おちちゃうことってきっとあるよね
なんでなのかな。

その笑顔ばかりが私を支配して離さなくなる。

この恋不完全なレモン形

満月(フルムーン)になりきれなくて
心は不思議な甘酸っぱい味で埋まっているみたいね

ただ昔から知っているみたいで
ただ時に懐かしいような感じで

その背中を見つめていたら
ふとこれって恋なんだなって気がついた

時にあなたの前ではいつも強がってばかりで
本当の姿見えていないのかも知れないけど

今度はちょっとだけでも甘えてもいいのかな

私のことちょっと遠めにみて笑ってみてくれるような
その不完全な形でもいいから笑っていようって思えるの

そんな気持ちになれるの不思議だね

こんな不自然な形のレモンの月
それでも私らしいのなら私らしく歩いていきたいね

此処に在た記憶

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私が此処に在たという証明は総て行き交う人の記憶の中にしかない
私を此処に標す為には何を残せばいいの?

どんなに永く生きていても視る事のない宇宙の果て
どんなに永く過ごしていても判る事のない全ての理

そんな偉大の前に佇むほんの小さな存在だけども
語り継がれて欲しいと願う 誰か知っていればいいと思うの

幾つかの風が通り抜けて多くの人に出逢って
幾つかの空流れいって多くの物を解って
幾つかの音が擦り抜けて多くの恋をして
渡りゆくその時の姿が 誰かに届けと

願いの鍵を開ければそこに何があるの?
夢を紡いで輝いて強く生きる想いの姿が在るはず
穏やかに過ごす風の隣で
共に渡る姿はまが封印の中

先に進む力も
其処に留まる力も
私にしかないんだから
風見鶏の刻を此処に描いて決して迷わぬように
その姿見失わないようにモトメて歩く

いつか誰かの記憶の中でその名を呼ばれて
渡りゆく風の中でその声を聴けたら
私はそのために此処に在る響きを伝えよう

私はそのために此処に在る響きを伝えよう

5gのスプーンの上で

Silver_spoon

幼き頃の僕らはまだ未熟すぎて
小さなスプーンの上に乗っかる夢ですら
救うのが夢中だった

スプーン上のものだけがすべての世界と思っていて
その先に広がる先の海を知らなかった
その果てにある先の海の偉大を知らなかった

少しの事で想いが揺さぶられていつも不安定で
そのスプーンから色々なものが零れ落ちた
そのスプーンから失ったものも多かった
だけど何度も何度もすくい直して
繰り返したことは若さゆえ・・・?

だけど無意味に終わったことはあっても
それは無駄ではなかった

今ここに居る僕たちはたくさんのものを捕まえて
今ここに居る僕たちはたくさんのものを失った

失った分だけ臆病になった
繰り返してみる事を恐れた

一番失ってしまったものは立ち向かう力
逃げる事だけ上手くなっていつからかその心を忘れていた

たった5gの夢というスプーンにいつも踊らされて
たった5gの人生というスプーンにいつも悩まされて

負けてしまうだなんてまだ早すぎるよ

歩き続けるために僕らは片手にスプーンを持って
何度だってすくってみよう
上手く行かないのなら何度も繰り返そう

その先に広がる海を見るために
その果てにある海の広さ知るために

そのスプーンに想いをかけて

ほろほろと

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ゆるめの坂道をほろほろと進んでく

何か気持ちに到達してしまいそうな
そんなきがして
何故かふと怖くなる

このライン突き進んでもいいの?

でもねまだ今なら引き返せる

貴方を知る度に深くなりそうだから

近付いてもいいのかな
この舞台にはあがってもいいの?

まだちゃんとライトがついていない
その不確かな謎だから
自問自答になって呟いてみる

まだ不確かな境界線
渡れるものなのかも分からない

独り気付きたくない

その何かを求めて
その何かを期待して

ゆるめの坂道を
ほろほろとほろほろと歩いてく

言の色

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同じ言葉なのに不思議ね
その時の心の状態や感情で
受け入れられる言の色が変わってしまう

時には飛びはねるくらい嬉しかったりするけど
時には泣きたいくらいに不安になったりもする

言葉の持つ意味は
百人の人がいると
百色の色がついてしまうから

だから伝わりにくいのね

本当はもっとシンプルで簡単に届きそうなものでさえ
受信してしまった時には少し違う形になってる

私の言の葉はどんな色をしているの
私の言の葉はどんな形をしているの

同じ私が発した言葉でも
時が過ぎればその色さえ変わってしまうから

だからとても儚くて複雑で
求めているものに伝える形ですら綺麗にはまとまらない

同じ言葉なのに不思議ね
喜びと悲しみはいつも背中合わせのよう
追いかけていく度にそこは深くて
本当の姿は誰も知らない

恋の足元

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100%の想いをひるがえして
君に向かってみたけれども

どこかまだ足りない気がして
どこか少しもどかしくて

この恋の足元を見てみた

君は夢に向かって走っているから
そんな私の気持ちはどこか忘れたふりして

まだ近くにおいてくれているけど
そんな君の優しさは・・・少し痛い

言葉で記して形でつないで
君と私のつながりがここに欲しいから

どんな形でもいいからここに恋という刻印を記して

約束に架ける歌

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Lyric:Serika Ogiumi / Shun Shimoji
Music:Kenji Hateruma / Aki Hurugen /
Shut Blue Moon

夜も更けてしまいそうな時間の中で
ふと君を告げる音が鳴る

思わず笑みが零れ落ちるそんな君だから
紡いだ言の葉を何度も繰り返して

そんなものさえも君からの贈り物だから
とても大切に思うよすべてが想い出となるから

愛したのはいつの頃でしたか
あの頃は僕もまだ幼くて

たどたどしく築いた言葉さえも
なぜか気持ちには足りなくて

伝えたい言葉はたったひとつだけ

側に居て欲しい
笑って欲しいよ

一緒の道を渡るために

君の側に居て思うような和やかな時や
未来を君に語る時も

ずっと笑みのまま聞いてくれるそんな君だから
ささやく言の葉を何度も繰り返して

どんな時でも君のこと思えるよ
とても大切に思うよだから・・・約束するよ

愛したのはいつの頃でしたか
あの頃も今もまだ幼くて

未来の約束紡ぐ言葉も
なぜか気持ちには勝てなくて

伝えたい言葉はたったひとつだけ

側に居て欲しい
笑って欲しいよ

一緒の道を渡るために

ふとそんな君の事眺めていたりするよ
価値観や夢を一緒に歩いていけそうだね

空気のような二人だから
違和感なく続いていけるようだね

ずっと笑っていて
ずっと側に居て

いつもささやいていて
いつも愛していて

最後に「ありがとう」と言える時まで
約束するよ・・・君を想うよ・・・一緒になろうよ

約束するよ・・・君を想うよ・・・一緒になろうよ

リズム

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ふとした時に突然かけられた魔法だから
少し戸惑ってしまうの

心のその不器用さは あなたへと続く平行棒
たどたどしく歩きながらもバランスをとって
少しはあなたに近づけたかな・・・?

あなたから流れる言葉のリズムも
あなたから感じる音の色も

交わされるひとつひとつは耳の奥でこだまして
こんなに私が魅了されている

今ならどんなものでも奏でられそうね
聴こえるすべての音に身を傾けて
私だけのメロディを造る

時にあなたはその奏でたメロディの観客でした
その音に合わせて笑ったり・・・囁いたり・・・はにかんだり・・・
その演奏会の時が終わるまで時間は何も裏切らないから
音はリズムを刻んであなたへと近づく

少し違う私になれた気がして
少し本当の私になれた気がして

与えられた時は夢を与えられたシンデレラ

その宴は限りなく続くものがないけれど
限りがあるから一つ一つがとても大切な色になる

そのメロディに乗せた私の心
どこまであなたに響いているの?

とても不器用でいつも心をかわしちゃっているから
肝心なところであなたの瞳を見る事出来てないね

そんなもどかしさも音の中に込めて流すから・・・
あなたに響いて欲しい

時が紡ぐ風の音をリズムにして
あなたのいつか感じる記憶の中で
ふと思い出せるようになるまで

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鏡の中の私が泣いている
その姿をただ笑っているもうひとりの私

その鏡には触れないで触れた場所からあなたが感電してしまうから
きっと耐えられなくて逃げてしまうから

いつからか鏡の奥にその姿押し込めて
気付かないように…
傷つかないように…

そうね鏡に映る反対の姿

ふと鏡に写った私
街角のショーウインドウに写った私
水面に写った私

本当の私はどこ…?

本当の私
嫌いな私
そうあって欲しい私
そう願う私

色々なものが渦巻いて何も分からなくなる

そこに触れると私は粉々崩れて消えてしまうから
どうか知らないフリをして
どうかこのまま通り過ぎて

もう戻れないところまできているから

私は鏡に反したままで歩くから

忘恋

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逢いたいよ逢いたいよ 願う心が辛くて
淋しいよ淋しいよ 想う心が痛くて
ただそう一言告げればいいだけなのに
私の事負担になって欲しくないから
そんな言葉も飲み込んでしまう

忘れたいよ忘れたいよ 逢えないその日だけは
想わぬように想わぬように きっと哀しくなるから
ただそう今だけは恋を忘れたカナリアのように
あなたの事分からなくなってもいいから
そんな簡単な事も願ってしまう

あと少しね 月が満ちる頃には
あと少しね 青葉が茂る頃には
あなたの姿も 忘れてしまうでしょう
あなたの声も 忘れてしまうでしょう

真夜中にあなたを想って
淋しくなるよりも 悲しくなるよりも
いいのかも知れないね

記憶よ その姿まで奪ってしまってくれますか
記憶よ その形まで連れ去っていってくれますか

一人で悲しむ時間が無くなるように