穏やかに過ぎていくこの道のふと流れが変わった
何処かでこの見えない水面に触れたのかもしれない
水の輪の響きがここまで伝わってくる
なにごともないようにここを通り過ぎたら
きっとその響きには出逢えなかったね
ふと足を止めてしまったのも
その響きがとても心地よかったから
ついその場でその響きを聴いていた
突然の交差点ですれ違って
そんな響きをもとめて少し寄り道しようと思った
新しい道を歩くようなそんなドキドキ感を抱えて
歩いてみるとそこは舗装も何もされていない道で
誰もここは通っていないような気がした
きっと自分だけのものだからいつも歩く道は未開拓地
たまに茨の棘で傷も出来ることもあるけれど
そのオアシスで何でも癒されているから
もう少し歩いていてもいいのかなって思ってしまう
その響きにはどうして触れたらいいのか
その響きにはどうやって関わったらいいのか
まだ解らないけど・・・
まだ後ろ側を観ているだけでも
少しだけ元気貰えている
交差する響きの奥に混ざる音は
どんな音なのかもまだ解らないけど
自分は自分なりのものを奏でて
その響きが遠くまで伝わるように
その響きが貴方に感じられるように
その音に・・・願いを込めて