幼き頃の僕らはまだ未熟すぎて
小さなスプーンの上に乗っかる夢ですら
救うのが夢中だった
スプーン上のものだけがすべての世界と思っていて
その先に広がる先の海を知らなかった
その果てにある先の海の偉大を知らなかった
少しの事で想いが揺さぶられていつも不安定で
そのスプーンから色々なものが零れ落ちた
そのスプーンから失ったものも多かった
だけど何度も何度もすくい直して
繰り返したことは若さゆえ・・・?
だけど無意味に終わったことはあっても
それは無駄ではなかった
今ここに居る僕たちはたくさんのものを捕まえて
今ここに居る僕たちはたくさんのものを失った
失った分だけ臆病になった
繰り返してみる事を恐れた
一番失ってしまったものは立ち向かう力
逃げる事だけ上手くなっていつからかその心を忘れていた
たった5gの夢というスプーンにいつも踊らされて
たった5gの人生というスプーンにいつも悩まされて
負けてしまうだなんてまだ早すぎるよ
歩き続けるために僕らは片手にスプーンを持って
何度だってすくってみよう
上手く行かないのなら何度も繰り返そう
その先に広がる海を見るために
その果てにある海の広さ知るために
そのスプーンに想いをかけて