日別アーカイブ: 2007年8月15日

破壊と再生

328

そのよりどころが壊されるのが怖い
君は確かに君だから君の地を荒らさぬうちに
ここから立ち去った方が賢明なのだろうかと
考えに陥ってしまう時もある

焦がれすぎてその形が見えなくなったときは
私は私に与えられた成長の過程を踏み外したような気になって
その元になっているすべてのものを壊してみたくなるんだ

ただ一言が欲しいだけなのに
その一言はただ重いだけで何も叶わない

約束は出来ない未来だから
つながれていない糸はその空気にさらされて
漂う事しか出来ないの

そんな事君に告げてしまったら君は立ち去ってしまうだろうから
私も精一杯耐えて大丈夫という顔をする

そんな表情にも慣れてしまったからふと紐解くタイミングさえも
掴めなくなって馴れ合いきれないそんな自分のかけらがそこに散らばった

何がいいのか分からない
何が答えなのか分からない
ただ言えるのはそこにある虚無だけ

私を色づくもののすべてが怖くて
正直になればなるほど自分が壊れていくようで
そのひとつひとつの階段を下りることさえも出来なくなった

その先に咲くものはあるの?
荒れ果てた地だけしか私には見えないけど

そんな事もあるんだよと
誰かが教えてくれるなら一歩だけでも踏み出したいと願う
歩く道さすらう道漂う道下がる道どれも道だから

今のポイントが分からないだけ
君と私との曖昧ラインが怖いだけ

ただ私一人だけが恋愛ごっこしているのならそのぐらい悲しい舞台はないから
もっと見極めて歩くために君との境界線を壊す波を打ってみようと思う

残るのは生存か破壊か・・・