なんども鏡を見返して
なんども靴を履きかえて
気がついたらここまで歩いてきてた
それはヒトリだけの力じゃなく
強さのための「やさしさ」を
貰ってきたから
振り返るたびに身が重くなって
見つめるたびに逃げ出しそうな
そんな毎日がそこにあって
心の波がざわついた時
凪に帰してくれるのは
いつもいつも人のやさしさだった
心の中の見えない石がとけて
水の形で溶け出して
心の中の静かな炎が想いになって
踏み出す力になる
数え切れないくらいの
「ありがとう」が
一秒一秒生まれる
貰った瞬間だけじゃなく
続いてここにある
一秒一秒の心
忘れないように
忘れないように
大切にしたい
やさしさの分だけ
人にやさしくなれる
ほほえみの分だけ
上を向いて歩ける
いつかはその得たやさしさを
かえしていけるように