月(願わくば届きますように)

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求めるモノが同じならば
それは”カタチ”にならなくてもいい
繋がっていると 実感することができれば・・・

このオモイに色をつけなくてもいい
そういう”カタチ”に縛り付けたくないから
少しずつ距離を縮めながら
あの人の”ナワバリ”を荒らしてしまわぬように

同じ空気のままで 居られるのなら
その”ヘンカ”を求めることもない
見えないその何かに安らいだ感覚になれるのなら
今のその時間を大事にしよう

時の”ヘンカ”にすごく怯えて・・・離したくないけど
重荷にはなりたくない
あの人の”ジユウ”を奪ってしまわぬように

その見えない”カタチ”に 想いを乗せて
その見えない”モノ”に 想いを馳せて

どんなモノがここにあって欲しいのか
本当は 心では分かっているはずなのに

この風が去ってしまう事が あるのだろうか
この想いが消えてしまう事が あるのだろうか

ただその時の事は考えたくない・・・
その今の風を大切にしたいから・・・

その吹き抜ける風に まかせて
分かりきった顔して 流れていくんだろう 
ここにつきたい言の葉だけが 耳の奥だけに響いて
多分あの人には 届かないから

差し伸ばした手で あの人の元に触れることは
まだ・・・できない あと少しの所で留まってしまう 
ただそうすることが 分かりきった「カタチ」だから 

どこまで繋がっているのか 形にならなきゃ分からない
言葉を重ねても 淋しくて・・・
どこまで伝わっているのか 想いの果てまで分からない
いつ消えてしまうのか 震えて・・・

共に過ごした時の分だけ
あの人の想いがここに転じるように

少しでも多く・・・
あの人との想い出が出来るように

あの月に祈ってみる