カテゴリー別アーカイブ: POEM・LYRIC

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ひらひらと蝶が舞うがのごとく
掴みきれないものがそこにはあって

それは私の気持ちでもあって
それはこの恋の行方でもあって

たちまわるうちにどこに行くのかも
きっとそれは誰も知らない

ふとかわされた瞬間に羽から落ちるその粉拾い上げて
この恋を飾り付けてみようともしたけれども
どう着飾っていいのかすら分からなくなる

この想いの何が正しくて何が正しくないのかすら
その気持ちはきっとメビウスの輪のようで
いつまで経っても解決できないものだから

今はその成り行きに身をまかせて
今はその風に身をのせて
少しの間抵抗せずに流されてみるのもいい

通り過ぎていった風のように
ただふんわりと残り香を置いて
想いとトキメキと切なさが何度も胸をかすめる

ふと思い出すのはその静かな空気に包まれた穏やかな時
ふと思い出すのはその笑みを声と・・・優しさ

ショートフィルムのようなシーンをいくども再生しながら
少し切なくなって少し儚い気持ちになって
その心の在り処は今は何処にいるのだろう

だけれどもその場所には私もきっと行けない
開けない・・・心の鍵がそこにあるから

時の楔と約束と積み重ねられた時間は
どのような風を送ってきたのだろう

時に重ねてみたりするけれども
遥かに透明でそこには何もなくて

そこにあるのはきっと知らないもの
そこにたたずむのは遥か向こうにある風

風の悪戯でふと出逢った恋だけれど
あまり突然な風だったから
必要なものはすべて抜け落ちて
残ったものは・・・かすかに残った暖かさ

風向きはどこ・・・?
その風の先には何があるの・・・?

自由に空を飛びまわれる蝶になって
あの果てまで見に行くのもいい

だけれども・・・形にするのはまだ怖いから
しばらくこのままでその風に漂ってみよう・・・

桜・・・願い

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フワリフワリとここに舞い降りてきて
降り積もるかのようこの想い

ふと散らばるこの花びらに
君に届けよと想いを馳せて

満開に咲くその姿は君と私の恋を
彩った宴のようで

心も負けないように
君に真っ直ぐ想いを咲かせるから

願いの果て…希望の果て
幾年が過ぎてその時間の彼方に

君と笑ってまたこの季節を迎えられたら

フワリフワリとここに舞い降りてきて
降り積もるかのようこの想い

心まで散ってしまわぬように
この願いはここで永遠に咲いて

忘れがちなこと

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忙しさに追われて走り続けていると
つい忘れてしまうことがある

吹き抜ける風の香り
降り落ちる雨の音
毎日の中にある季節感
そこにあるものの美しさ
いつもある笑顔

毎日囲まれているから当たり前のようになってしまって
ついそのものの価値が分からなくなってしまう

当たり前の感覚はついその扱いですら気持ちが込められなくなって
失った後にその大事さに気付いてしまうことが多いから

心に余裕を持っていきたいね
肩の力をゆっくりと抜いていきたいね
目標が曇らないように旗を立てていきたいね

周りを見る余裕を持って少しずつでも歩けるように

私は私のペースで流されないように
私らしく歩いて行きたい

まだ色づかないものだけど

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私は少しだけ知っている
あなたのそのちょこっとした優しさであったり
私は少しだけ知ってる
あれこれいいはなっていてもしょうがないなぁといってやってくれたり

私は知ってる
細かいところでのその丁寧さ
私は知ってる
上手くいかなくてなかなか前に踏み出せないところだったり
私は知ってる
少し影がありながらでもふと見せる笑顔に凄く落ち着かされてしまうこと

君のまっすぐのその視線が
つい恥ずかしくて目をそらしてしまう
まだ心持たないままのちょっとした
センチメンタル・・・

君からの返事をちょこっとだけ待っている
何かはやされるようなそんな予感

君からの態度をちょこっと期待している
これはどんな心?まだ私は少しだけ迷っている

もう少し君の距離に入って
君の事をもっと知ってみたい
君はどんな感じなのかちょっとした興味。

まだ色づかないものだけど
少しだけ何かの風がふいた

ひらひらと自由に

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似ているYシャツたちが行き交う日は
つい違う人でもふと視線に入ったらドキッとするの

そんな紛らわしい事になると心臓持たないの
送れない視線・・・感じたいけどその雰囲気だけでも

ほんの少しだけゆっくり息をしてちらっと見たらぶつかる視線
どうごまかしたらいいの・・・プチパニックになっちゃうの

ひらひらと自由に想い伝えられたらいいな
だけど臆病チックでいざというときには
つい冷たい態度をとっちゃうの
あべこべな態度に自分でも呆れてしまって
近付きたいでも程遠い・・・切なくて恋しくて
どうにかなりそうなの

ひらひらと自由に空を飛べたらいいな
そしたら君の元へひとっ飛びして逢えるのに
あと一歩も怖くないって思える
心の奥では答えが見えているはずなのに
どうしてもねぇ動けない・・・切なくて・・・恋しくて
どうにかなりそうなの

ひとりぼっちの夜に

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あぁ静けさに負けそうなそんなヒトリの夜に
あの日聴いた君の掠れた声が胸に響く
負けないようにと悲しみがはみ出してしまわぬように
ほつれた心の糸までもしまいこんでみたの

強く在りたいと願いながらここまできたのに

そんなにも簡単に生まれた君の言葉が
杭のように奥に差し込まれてなかなか抜けないの

君は一人で何でも出来るんじゃない?
もうちょっと甘えないとダメだよって。

知っているよ・・・でも出来ないの。どうしたらいいの?
ふと君の肩に寄り掛かっていいのかなって
あの時少し錯覚してしまったの

たどり寄せてもいいの?
この糸をどこまで辿れば君に届く

ちゃんとしなければ振り返ってくれないだなんて
そんなことばかり思っていたから本当に踏み出したい時
あと少しで心が止まってしまうの

私の心どうしちゃったのって言葉すら出てこないの
不器用なだけ・・・そんな言葉では片付けたくないの
気付いてしまったから何度抜こうとしても抜けない
棘と引き換えに何かを知ってしまったその傷の方が深かったから

破壊と再生

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そのよりどころが壊されるのが怖い
君は確かに君だから君の地を荒らさぬうちに
ここから立ち去った方が賢明なのだろうかと
考えに陥ってしまう時もある

焦がれすぎてその形が見えなくなったときは
私は私に与えられた成長の過程を踏み外したような気になって
その元になっているすべてのものを壊してみたくなるんだ

ただ一言が欲しいだけなのに
その一言はただ重いだけで何も叶わない

約束は出来ない未来だから
つながれていない糸はその空気にさらされて
漂う事しか出来ないの

そんな事君に告げてしまったら君は立ち去ってしまうだろうから
私も精一杯耐えて大丈夫という顔をする

そんな表情にも慣れてしまったからふと紐解くタイミングさえも
掴めなくなって馴れ合いきれないそんな自分のかけらがそこに散らばった

何がいいのか分からない
何が答えなのか分からない
ただ言えるのはそこにある虚無だけ

私を色づくもののすべてが怖くて
正直になればなるほど自分が壊れていくようで
そのひとつひとつの階段を下りることさえも出来なくなった

その先に咲くものはあるの?
荒れ果てた地だけしか私には見えないけど

そんな事もあるんだよと
誰かが教えてくれるなら一歩だけでも踏み出したいと願う
歩く道さすらう道漂う道下がる道どれも道だから

今のポイントが分からないだけ
君と私との曖昧ラインが怖いだけ

ただ私一人だけが恋愛ごっこしているのならそのぐらい悲しい舞台はないから
もっと見極めて歩くために君との境界線を壊す波を打ってみようと思う

残るのは生存か破壊か・・・

そのカケラ

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そのカケラの一つ一つが私を元気にさせてくれる
それは誰でもこの言葉なら元気になるというわけではなくて
貴方から発せられるものだから

そのカケラ一つ一つに私の心が解放されて
また一歩ずつ歩けるようになるよ

ずっと先のことだとか
永遠の約束だとか

そんな事今考えていても翼が縛られるだけだから
その風向きを見てゆっくり流れていくのもいいのかなって
フワリフワリと考えてみた

そんな感じ心が軽くなる
貴方と話した色々なカケラが少しずつ形を作っていく
もう少しかな・・・もう少し何かを担えれば

明日はもっと笑えるようなそんな気がした

雨色あられ

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この恋の色はどんな色?

きっと透き通った雨のようね

気ままに降る雨のようだから

いつも傘の準備はしてなくて

あなたの優しさに触れて
わたしはすぶぬれになるの

ふとかけられた言葉の小雨が暖かくて
その度に優しい気持ちになる

そんなあなたが奏でる雨音は
ふいに少し泣きたくなりそうで

降りそうでなかなか降らない
空のように気まぐれでいつもドキドキしてしまう

天気予報はいらない

その流れるようなメロディーが好きだから

その近くであなたの音に合せてハモってみたい

どんな音が聞こえるの?

私は笑顔のまま傘を差してあげるから

雨あがりの虹を見ることができたらいいね

この恋は雨色あられ

優しくて暖かくて
切なくて淋しくて

凜とした音色になる
もっと素直な心になる

その一歩

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さぁ一歩踏み出そう あれやこれや考えるのはあとにして
さぁどこまでも駆けてこ 風を切って走り回る馬のように
手を引いてあげるから 一緒に進もうこの道を

ドキドキのテレフォン 向こう側には愛しのあなた
通話の決定ボタンが押せずに 待ち受けに戻っちゃうよ何度も何度も
ほんのちょっとの勇気が そこにないのが悩ましくなるよ
だって最初の一言が 真っ白になって出てこないからどうしてどうして

チャンスの女神が 出逢わせてくれたその奇跡を
追いかけて追いかけて掴み取ろうよ

さぁ一歩踏み出そう あれやこれや考えるのはあとにして
さぁどこまでも駆けてこ 風を切って走り回る馬のように
今のこのときだから 素直になろうよ この心に

たとえばチャンスは時間通りに来る電車みたいで
乗り遅れちゃうと止まってはくれないよ だから走っちゃえどこまでも
ほんのちょっとの勇気で 見える世界が変わってくるよ
だって最初の一歩は だれでも経験した事なんだよだれだって

チャンスの女神が 与えてくれたその軌跡を
追いかけて追いかけて掴み取ろうよ

さぁ一歩踏み出そう 恋も夢も仕事も全部抱きしめて
さぁどこまでも駆けてこ 少しぐらい負けず嫌いがちょうどいいの
さぁ一段あがってこ 頂上に向かって進み続ければ
いつか必ず届くよ 君の思う世界に大事なのは その一歩